高周波誘導加熱とは電磁誘導により金属を加熱する技術で、身近なところではIHクッキングヒータがあります。
日本サーモニクスは、この技術を用いて”高周波誘導加熱装置”を製造しております。主に焼入れ装置・焼戻し装置・その他各種加熱装置を製造販売しております。
加熱コイルの中にワークを置き、コイルに高周波電流を流し交番磁束を発生させると、電磁誘導作用によりワークにうず電流損とヒステリシス損が生じ発熱します。
高周波電流を用いるため、表皮効果と近接効果により表層部のみを急速加熱することができます。
電磁誘導作用により被加熱物を直接加熱する為、熱損失が少なく効率が良い加熱ができます。
加熱する箇所に合わせてコイルを専用設計し、コイルに相対する部分のみを加熱することができます。
出力や時間などといったパラメータもきめ細かく設定できます。
加熱時の炎やスス排ガスを発生させないため、周囲の温度上昇もなく作業場の安全衛生向上になります。
電気制御回路により、被加熱物一個単位で品質管理ができ安定した加熱ができます。
炉と違い機械自体を予熱する必要がなく瞬間加熱が可能なため、インライン化ができます。各種ワーク毎に機械を専用設計する為、小規模化ができ工場スペースの確保も容易になります。
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