当社では、高周波誘導加熱の様子をコンピュータ上で再現できるシミュレーション技術を活用し、実際の加工に入る前の段階から品質向上を図るものづくりに取り組んでいます。









誘導加熱シミュレーションでは、コイルの設計、加熱条件、材料の物性変化を考慮して、被加熱物の正確な温度分布や発熱状況を予測できます。
具体例を用いてシミュレーションの効果を紹介します。
解析対象は炭素鋼のフランジ付きシャフトです。 シャフトとフランジの境界付近の耐摩耗性を高めるために高周波焼入れをします。 発振周波数は30kHzとします。

図1 解析モデル 全体(左) 断面(右)
解析を行うと、所定の時間でどのくらいの温度上昇が得られるかを知ることができます。 時間ごとの温度分布を見ると、加熱される場所や熱の広がり方を視覚的に確認することが出来ます。(図2)
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